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Amazonには、1年間で集客が見込める大きなイベントが多数開催されています。どのブランドも気合いを入れて参加を試みる中で、自社製品にはより多くの注目をしてもらう必要があります。
その方法の一つとして「クーポン(割引コード)」が挙げられます。とはいえ、クーポンの作成の仕方、設定方法、また効率的な運用方法までは分かりませんよね。
今回はそんな不安を抱えるAmazonセラーに向けて、「クーポン」の効果的な活用方法についてまとめました。
イベントのみならず、新商品の打ち出し時にも非常に役に立つ内容となっておりますので、是非最後まで読んで実践してみてください。
Amazon「クーポン」の特徴は、出品者自身が付与したい商品、期間を設定でき、セラーセントラルより作成まで可能な施策となります。発行方法も簡単で、「クーポンプログラム」と呼ばれる販促機能により発行できます。
しかし、利用条件や活用シーンによっては損してしまうタイミングもあるため、クーポンの発行ルールをしっかりと把握して運用しましょう。
また、自身でクーポン学や予算を決定するため、詳細に計画を練った上での実施をおすすめします。
まず把握しておくべきポイントは、クーポンが表示される箇所です。ユーザー目線でどのようなページに見えているのか知っておくとページ作りもしやすくなります。
▼Amazonクーポン限定ページ
▼商品ページ
▼検索結果
一部分だけ色が変わり「クーポン」「〇%OFFクーポンあり」と表記されます。分かりやすい訴求がされていますね。
具体的な利用条件を下記にてまとめました。満たしているかをチェックしてみてください。
・セラーアカウントにて大口出品を選択している
・出品者評価が3.5以上キープできている出品者、または評価がない出品者
・14日以上商品を販売している
利用可能商品についてもまとめています。
・マケプレプライム商品、出品者出荷、Amazon出荷であること
・新品商品であること
・レビュー件数が1~4件の場合、平均2.5以上の評価であること
・レビューが5件以上の場合、平均3.0以上の評価であること
・レビュー件数が0件であること
・出品商品が、嫌悪感、不快感を与える不適切なコンテンツでないこと
下記商品はクーポン対象外となっているため注意してください。
・本、DVD、ミュージック、ビデオ
・コレクター商品、中古品、認定再生品(整備済み品)
・デジタルPCソフト
・嫌悪感、不快感を与える不適切なコンテンツ商品
簡単に発行できるクーポン活用においても、割と細かい条件が設定されているため、自社製品の日頃の評価も十分に気を付ける必要があります。
それでは、クーポンを活用することで何がメリットなのかについてご紹介いたします。
・実質的なクーポン分の値下げができる
・クーポンページにも反映されるため露出が増える
・ユーザーのメリットにもなるため、購入率が上がる
・高評価のレビューが記載されやすい
・検索結果ページにクーポンバッジが表示され目に留まりやすくなる
同じ商品であっても、クーポンで安くなるならそちらを選択するユーザーが多いです。また。クーポン実施店舗のみのページも存在するため、自然と露出回数が増加します。
「数量限定」や「半額クーポン」などを活用することで、さらに他社との差別化が図れます。
クーポン活用しお得に購入した商品が、非常に使いやすかった場合、金額に対しての満足度が向上することで高評価レビューにも期待できるでしょう。
クーポンには「引換手数料」が発生します。
ユーザーがクーポンを利用して商品を購入すると「60円」の手数料が掛かる仕組みです。クーポン取得のみでは手数料は発生しないため、購入時のみの手数料となります。
デメリットは非常に少ないため、予算設定だけ気を付けて運用できれば効果的にお客様の流入を見込めるページを作れます。
クーポンの設定方法はとても簡単です。
下記手順に沿ってセラーセントラルをご確認ください。
セラーセントラル「メニュー」>広告>クーポンをクリック
↓
「新しいクーポンを作成」>対象となる商品を選択>「次へ」をクリック
対象となる商品では下記にて選択可能です。
↓
細かい設定を行う
①割引額
割引額や割引率は制限があります。
条件として、商品が販売されていた過去30日間の最低価格に対し上限50%、下限5%まで設定可能です。
割引率、割引金額を設定していても、他の施策と同時進行も可能なため、タイムセールなどと一緒の実施もできます。
②クーポンの使用回数
同じユーザーが使用できるクーポンの回数について設定できます。
使用回数は1回から複数回、セグメント別で柔軟な対応が可能です。
ただし、デフォルトが複数回使用可能となっているため、使用回数に限度を決めたい場合は注意してください。
③予算設定
最低予算金額は、10,000円から設定可能です。
ただし、お客様が商品をクーポン活用で購入した場合に掛かる1回60円の引換手数料が発生します。
予算額に関しては、割引額と引換手数料の合計が対象となります。
計算方法:(割引額×引換数)+(引換手数料×引換数)=予算額
注意点としては、予算のうちクーポンが80%使用されると非表示となりますが、その後30分間はクーポンが使用可能な状態です。そのため、クーポン予算額を超過する可能性もある旨を知っておきましょう。
④クーポン名設定
文字数は100文字以内が推奨されています。自社で管理する際に混乱を招かないような分かりやすいクーポン名で作成しましょう。
Amazonのガイドラインがあるため、設定できないワードには注意してください。
⑤クーポン対象者設定
ターゲットとなる購入者を設定します。
商品に合わせて「全ての購入者」「Amazonプライム会員」で選択ができます。
⑥スケジュール設定
最短1日~半年以内でスケジュール設定が可能です。商品ページへ反映は最短で6時間程度が目安となります。
また、クーポン内容の修正に関しては2日前まで可能です。2日以内になると有効期限の延長と予算増額以外の編集が不可能となるため気を付けましょう。
↓
「クーポンを登録」ボタンをクリックで申請完了
常に目につくような人気商品や魅力的な商品にクーポン付与を心掛けましょう。
・人気商品
・新商品
・インプレッションが高い商品
・お試し商品
特にインプレッション数だけが伸びている商品に関しては、気になっているけど購入まで至らないユーザーになるためとても効果的です。
クーポン付与でおすすめできない商品としては、売れていない商品です。値下げ以前に問題がある可能性を考えてください。売上を伸ばすためのみにクーポンの活用を施すには、あまり効果が見込めない場合もあるため、非常にリスクが高いと言えます。
売れない商品に関しては、まずは価格帯から見直すといいかもしれません。
まずは、どのようなお客様に対するクーポンを発行するかターゲットを明確にしてから、計画的なクーポン発行がおすすめです。
売りたいターゲットと商品がマッチしていることで、効果的なクーポン発行となり商品の購入率向上に繋がります。Amazonでは、年齢や購入履歴などのセグメント別ターゲティングが可能です。クーポンの内容をターゲットに合わせて最適化しましょう。
また、イベントや施策に合わせたクーポン発行も効果的な場合があります。お客様の流入が増えるタイミングに合わせて自社の売れる商品をより効果的に露出することもできます。導線作りとしても非常に効果的な方法のため、Amazonの企画に合わせたクーポン発行も検討してみてください。
スポンサープロダクト広告を活用することで、露出を増やして購入率を上げる方法です。
一気に露出を拡大した場合は、広告の活用もおすすめです。
Amazonクーポンには種類があります。
「送料無料」「%割引」「金額割引」が主要となる種類となっており、各種類によって適用シーンが異なります。
「送料無料」に関しては、配送面のレビュー向上に繋がることで“カート取得”にも効果的で、非常に強力なインセンティブとなります。
「%割引」に関しては、特定のオフ率でクーポン発行できます。高額商品に関しては、お客様の反応も良く購入意欲に繋がります。
「金額割引」に関しては、一定の金額で割引されるクーポンです。金額が低い商品に対しては、明確な割引金額を提示しておく方がお客様の購買意欲に繋がります。
また、併用して「送料無料」を提供することでさらに効果的な稼働が見込めるため、予算に合わせてみるといいかもしれません。
ベストなタイミングとは、Amazonのイベントに合わせたクーポンを発行です。
ブラックフライデーや大型セールの期間に沿ってクーポンを発行することで、お客様の流入率に比例してクーポン利用者が増えるため、商品の稼働に繋がります。
また、新商品の販売時に合わせてクーポン発行することもおすすめです。
商品を知っていただく機会にもなり、新規顧客への認知度向上の効果があります。認知度を上げたい商品に対し、新規開拓のきっかけ作りとして活用してみてください。
期間に関しては、あまり短いとお客様の反応が伺える前に終了してしまい情報不十分となってしまいます。次回の施策の参考にするために、しっかりと数字の動向を把握しておきましょう。ただし、長ければ良いというわけではありません。
平均的な期間としては、1週間から1か月が適切とされています。自社のベスト期間を把握するためにも、まずは1週間から試してみるといいかもしれません。
プロモーションと併用することでより高い効果が見込めます。短期間のイベントとクーポンを組み合わせると顧客への緊急性が促せるため、購入に繋がりやすいタイミングです。
ポイント還元、ギフトカードの施策をも組み合わせることも可能です。
クーポンを発行したら結果の数字が非常に重要です。具体的な数字を確認するまでがワンセットと考えましょう。注意点とポイントを抑えることで、次回の施策に役立てることができます。
まずは、目標としていた売上が達成できたのかという点です。未達成だった場合、原因の追究を行いましょう。目標に対する実績を比較して、どの数値が足りていなかったの確認します。
例えば、売上目標を作ることで、具体的な購入者数、客単価、購買率の数値も目標を立てることができます。これに対し、実績がどうだったのかを比較してください。
ポイントとなる項目としては「目標金額」「注文者数」「表示人数」「客単価」「購買率」になります。
購入率を上げるための施策としては、広告の活用やイベントへの参加もありますが、それらに加えて、クーポン活用を併用する方法もあります。
ただし、ますは売れている商品を作る事から始めるとクーポンの有効性が上がります。ページの最適化や商品画像のチェックが完璧な状態でクーポン施策を実施するとより効果的です。
また、売れていない商品については、最終的にはマイナスにならなければ良い方だと考えて、売れる商品に注力することがおすすめです。
今回の記事を参考に、Amazonの売上を上げて「カート獲得」ができるページ作りをおこないましょう。