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Amazon価格自動設定について解説!

2023年11月23日
Amazonの使い方

 

 

Amazonの価格設定は手動で設定する以外にも「自動価格設定」という機能が存在します。これを活用すると出品者が設定した価格範囲内で自動設定してくれるため、非常に効率がいいです。

 

同一商品を相乗りされたとき、または相乗りする際にも活用的なため、しっかりと理解して取り入れましょう。

 

売上が上がるきっかけにも繋がるおすすめの機能「自動価格設定」について、活用方法や設定に必要な準備などをご紹介いたします。

 

 

 

 

自動価格設定とは

 

 

自動価格設定とは、出品商品に価格範囲(上限下限)を設定でき、さらにはルールを追加することも可能で、その指定された範囲内でAmazonが自動で価格の調整を行う機能です。

 

ルールは主に4種類があります。価格自動設定を適応している場合は、都度SKUの変更を行わずとも価格更新が可能で業務効率化となり手間を省けます。

 

 

変動ルール 内容
競争力があるショッピングカートボックス  同じASINでカート獲得している競合商品の価格帯に合わせて変動
競争力のある最低価格  同じASINの中でも最安値へ変動
他社サイトの価格  Amazon外の他社サイト価格を基準に変動
販売目標に基づく価格  設定した期間内で稼働した点数を基準に変動

 

 

商品自体がオリジナルで他社には出品がない場合は、最後に更新された価格で維持されます。

 

 

②の場合の価格変動例


 

出品者が下限価格(500円)、上限価格(700円)を設定した場合

 

出品者ルール:同じASINに出品されている内の最安値(-10円)で設定されます。

 

1、同じASINの中で最も最安値が600円➡出品者様の価格は590円に自動更新

2、同じASINの中で最も最安値が510円➡出品者様の価格は500円に自動更新

3、同じASINの中で最も最安値が490円➡出品者様の下限設定が優先されるため500円のまま

 

④の場合の価格変動例


 

 

出品者が下限価格(500円)、上限価格(700円)を設定し、510円から販売開始した場合

 

出品者ルール:注文点数が過去7日間で5点未満のとき、価格を-10円ずつ値下げします。

 

1、過去7日間で3点販売➡500円(510円-10円)に自動更新

2、翌週は5点以上販売➡500円をキープ

3、翌々週は3点販売➡下限価格を下回ってしまうため、500円のまま販売

 

 

上記の例では-10円としていますが、値下げ金額に関しては出品者側が設定することができるため、-1円から設定可能です。設定した金額では稼働がうまくいかない場合は、さらに値下げ金額を上げるなどの試行錯誤も必要となります。

 

 

 

 

価格自動設定手順6ステップ

 

 

①セラーセントラル「価格」>「自動設定」を選択

 

②「価格設定ルールをカスタマイズして作成」をクリック

 

③ルールの選択、ルール名の作成、ルールの定義指定

 

④「価格の自動設定」>「ルールを編集」>「SKUを編集」で商品を設定

 

⑤「アクションの設定をする」>ルール有効化を行う

 

⑥「ルールの確認して有効にする」画面から最終情報の入力を行い設定完了

 

 

設定したルールやSKUを削除することも可能で、作成したルールの定義画面の右側アクションより、「削除」「保留」などを選択できます。SKUの場合は、実行中でも解除ができます。

 

 

価格自動設定による効果

 

 

ルールの選択により効果も多様ですが、ショッピングカートの獲得率向上に繋がり、それによる購買率の向上が見込めます。

実際に活用したお客様には、ショッピングカート獲得に成功し購買率が2倍以上にも変化した事例がありました。

 

また、最安値へと価格自動設定を選択すると、常に価格の差別化ができ価格競争に最適です。自動で他社と比較、価格設定してくれることから、業務効率化にも繋がります。

複数の商品運用にも役立ち、とても重宝する機能です。

 

 

適用においての注意点

 

 

SKU数が多い店舗においては、1日で更新できる価格自動設定数が限られているため注意が必要です。ルールとして、1日15,000点まで設定可能なため、これ以上の商品数に関しては数日掛かります。

 

また、売上を上げやすい環境作りができ効率的な機能ではありますが、出品商品の丁度いい価格帯、他店の価格変動などを把握していなければ、ただ安売りをしているだけで確実な売上向上に繋がるわけではありません。

 

まずは、しっかり情報収集やデータ取得のための経験を積み、徐々に使いこなしていくことがおすすめです。

 

 

 

 

まとめ

 

 

上手に運用できてこそ、効果の上がる施策でもあるため、まずは商品カテゴリごとでグループ化して戦略を変えて運用してみましょう。

 

「定番」「新作」「売れていない」「生産終了」のカテゴリで分かりやすく区別を行い、これらの商品に合う施策を実施することで、方向性が定まり運用がしやすいです。

 

価格自動設定に関しては、確実に売上が保証されている機能ではありません。なんとなく運用することで赤字になるシーンもあり得てしまう点に注意して活用してみてください。

 

 

 

 

 

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